研究課題/領域番号 |
17K09063
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小山 修司 名古屋大学, 脳とこころの研究センター, 准教授 (20242878)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 半導体検出器 / 無線 / 線量計 / フォトダイオード / 電流電圧変換 / 太陽電池 / 放射線技術学 / 放射線計測 / 筋電計 / X線 / 計測工学 / 半導体 |
研究成果の概要 |
小型無線線量計には,感度の方向依存性がなるべく小さい検出器素子が必要である.本研究では,球形太陽電池素子と,フォトダイオード素子を背中合わせに接着して周りを研磨した検出器について検討を行い,後者が適していることが判明した.この検出器の出力の直線性,感度の線量率依存性,感度のエネルギー依存性について調べた結果,いずれも良好な結果が得られた.この検出器を,小型の電流電圧変換回路を介して小型無線アナログデジタル変換器に接続して,線量計ユニットを構成した.使用において,線量計ユニット本体にもX線が入射するが,この影響は,極めて小さかった.電子回路をさらに小型化して,カプセル化も可能であると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療被ばくの評価においては,実際に測定できない人体の代わりに人体の形を模したファントムと呼ばれるものに,線量計素子を埋め込んで測定したりする.現在,使用されている小型線量計素子は,X線照射の後,何らかの読取り装置を用いて積算された線量値を得るものが一般的である.本研究で開発した線量計により,被ばくの様子をリアルタイムで計測することが可能となり,より詳細な解析が可能となる.また,さらに小型化できれば,カプセル内視鏡のように,実際の人体内での測定も可能となると考えられる.
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