研究課題/領域番号 |
17K09064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大谷 侑輝 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい研究員 (70462215)
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研究分担者 |
瀬尾 雄二 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座准教授 (00302000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 整容性 / 乳房温存術後照射 / 3Dスキャナ / 整容性評価 / 評定者間一致率 / カッパ係数 / 乳癌 / 放射線治療学 / 放射線科学 / 乳房温存術 / 放射線治療 |
研究成果の概要 |
乳がんの治療では、乳房形状を保つことが重要である。現在は、主観的に4段階評価しているが、その評価の信頼性は明らかになっていない。本研究では、乳房温存術後照射を受けた患者の乳房形状を3Dスキャナと写真により、乳房の左右差を数値で評価した。同時に、乳房の整容性を主観的に評価し、数値データとの関連性を求めた。この研究により、主観的な整容性の評価がばらつく主な要因は、手術痕の捉え方であることが判明した。また、患者評価は、感情などの影響を受けていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、乳癌に対して新しい治療法が多く考案されている。各治療法における整容性の期待値は、患者が治療法を選択する上で重要な情報である。今回の結果から、主観的な整容性の評価では、観察者間変動が大きいことが明らかとなり、臨床試験などで治療法による整容性の優劣を比較する際には、統一された定量的な評価手段の必要性が示唆された。 また、主観的に評価した整容性に最も寄与する因子が明らかになったことで、その因子を抑制する治療法の開発が期待される。
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