研究課題/領域番号 |
17K09065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
金澤 裕樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (80714013)
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研究分担者 |
宮地 利明 金沢大学, 保健学系, 教授 (80324086)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 磁気共鳴画像(MRI) / アテローム性動脈硬化 / 脂質異常 / 緩和時間 / 化学交換 / 物性 / 分子イメージング / Atherosclerotic Plaque / UTE / CEST / MRI / CEST効果 / APT / 定量評価 / MT効果 / NOE / B1 / B0 / タンパク質 / 脂質 / 石灰化 / UTEイメージング / 緩和時間計測 / 解析・評価 / 核磁気共鳴画像 / 循環器・高血圧 / 物理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,アテローム硬化症に伴う血管壁プラークの発生機序と組織学的性状を解明するために,核磁気共鳴画像(MRI)診断装置を使用して,生体内の血管壁プラーク内の組成の定量化および可視化する手法を開発することである.脂質成分・石灰化の描出と定量化,血管壁プラーク組成の緩和時間計測とそのパルスシーケンスの選択および最適化,代謝物質に対する化学飽和効果の数理モデルを用いた定量解析を行い,これらを総括して臨床症例に応用した.アテローム硬化症に伴う血管壁プラークの性状評価は,物性と代謝物両方を観測することで,血管壁プラーク組成の詳細な情報と剥離リスクを検出できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アテローム硬化症に伴う血管壁プラークは,形成の段階によって様々な組成(脂質,出血,繊維化,石灰化)を有し,脳梗塞や心筋梗塞などの虚血性疾患の原因となり得る剥離リスクのあるプラークを検出することは極めて重要である.一般的なMRIを使用して,ヒト生体内プラークの物性と代謝物変化の情報を取得することに成功した.この手法は,非侵襲的かつ簡便に高精度の不安定プラーク診断が可能となり,治療方針を決定する上で重要なバイオマーカーとなる可能性を示すことができた.そして,血管塞栓を未然に防ぐことによって,脳梗塞・心筋梗塞による死亡率を下げることが期待できる.
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