研究課題/領域番号 |
17K09069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
松友 紀和 杏林大学, 保健学部, 講師 (90781237)
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研究分担者 |
橋本 雄幸 杏林大学, 保健学部, 教授 (30269542)
山本 智朗 杏林大学, 保健学部, 教授 (30433600)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 圧縮センシング / 画像再構成法 / 核医学 / 放射性同位元素 / オフセットサンプリング / 短時間収集 / ドパミントランスポータSPECT / 画像再構成 / SPECT |
研究成果の概要 |
圧縮センシングは,不十分なサンプル数のデータから元の画像を復元する技術であり,放射線分野では撮像時間短縮や被ばく線量低減が期待されている.本研究では,SPECT画像再構成に圧縮センシングを応用した新しい画像再構成法を開発し、撮像時間の短縮が可能か検証した.その結果,理論上必要である投影データ数を1/3まで減少させることが可能であった.また今回開発した画像再構成法に非対称データを取得するオフセットサンプリング法を加えることで,投影データ数を限界であった1/3からさらに1/10にまで減少可能であり,この方法を応用することで超短時間SPECT撮像の可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
虚血性心疾患や認知症,パーキンソン病などの診断に広く用いられているSPECT画像は,非常に少ない信号量で構築されるため,診断に適した画像を得るために撮像時間が長くなるという欠点を持つ.撮像時間を短くすることは患者の利便性を向上させるが,その結果として画質が大きく劣化することになる.本研究で開発した画像再構成法は画質を低下させることなく撮像時間を1/10まで短縮することが可能であり,患者の利便性のみならず検査をより価値あるものにできたと考える.
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