研究課題/領域番号 |
17K09082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
藤野 陽 金沢大学, 保健学系, 准教授 (40361993)
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研究分担者 |
林 研至 金沢大学, 附属病院, 助教 (00422642)
山岸 正和 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (70393238)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 肥大型心筋症 / 遺伝子解析 / 次世代シークエンサー / 心筋線維化 / 心臓MRI / 拡張型心筋症 / 心不全 / 不整脈 / 突然死 / 特発性心疾患 / 左室収縮不全 / 直接シークエンス法 / 全エクソームシークエンス法 / 左室拡張機能障害 / 非弁膜症性心房細動 / 血栓塞栓症 / 抗凝固療法 / 収縮不全 / 社会医学 / 遺伝学 / 循環器・高血圧 / 遺伝子 / 内科 |
研究成果の概要 |
本研究では、82名の肥大型心筋症(HCM)症例(男性57.3%、平均年齢55.4歳)を対象として次世代シークエンサーによる遺伝子解析を施行し、44例(54%)で原因遺伝子変異を同定した。全例において心臓MRI所見を解析した結果、ガドリニウム遅延造影(LGE)は60例(73%)に認められ、%LGEの上昇は原因遺伝子変異の存在を予測する独立した因子であった(オッズ比=2.12、p<0.01)。%LGEの変異予測についてのROC解析ではAUC=0.96と高い精度を有し、カットオフ値>8.1%において、感度=93.2%、特異度=89.5%、陽性的中率=91.1%、陰性的中率=91.9%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥大型心筋症(HCM)の一部は、心筋線維化と収縮不全をきたす。HCMの原因は心筋サルコメア遺伝子の変異で、原因遺伝子による臨床病型の違いが報告されている。最近、心臓MRIガドリニウム遅延造影(LGE)により、HCMの本態である心筋線維化が検出可能となった。本研究では、LGEの定量的評価により遺伝子変異の存在が予測可能か否かを検証した。HCM症例を対象として原因遺伝子と心臓MRI所見を解析した結果、%LGEの上昇は、原因遺伝子変異の存在を予測する独立した因子であった。本研究成果から、臨床的に汎用されている心臓MRI検査により、HCM症例における原因遺伝子変異の存在を予測できる可能性が示された。
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