研究課題/領域番号 |
17K09092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
野田 龍也 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70456549)
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研究分担者 |
木戸 盛年 愛知みずほ大学, 人間科学部, 講師 (30642748)
高橋 伸彰 佛教大学, 教育学部, 講師 (60392461)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アディクション / 依存症 / 行動嗜癖 / スクリーニングテスト / 尺度開発 / ギャンブル障害 / インターネット依存症 / 病的ギャンブリング / 社会医学 |
研究成果の概要 |
本研究では、嗜癖性障害のうち、インターネットアディクション及びギャンブル障害を対象とする。前者について、我々が開発したスクリーニング尺度であるConsolidated Internet Addiction Scale (CIS)と既存の尺度であるIATとの相関は0.88であり、CISの有用性が示唆された。また、日本の2000人を対象として、4つのギャンブル障害スクリーニング尺度の同時調査を実施し、カットオフ値の変更が有病率に大きな影響を与えうること、ギャンブル障害の有病率を調査する際、スクリーニングテストとカットオフスコアの選択は重要な問題であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
製造業の職域における調査で、既存のインターネット依存のスクリーニング尺度であるIATと我々が作成したCISには高い相関が観測され、尺度としての有用性が示唆された。 ギャンブル障害の有病率については、学術的であれ、行政上の施策に関連するものであれ、有病率調査を行う際に、スクリーニングテストとカットオフスコアを丁寧に検討・選択すべきことが明確になった。また、今回調査した4つのギャンブル障害尺度のすべてについて、ギャンブル障害と精神的健康度の間に関連があることが明らかになり、臨床上、施策上の意義を有する。
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