研究課題/領域番号 |
17K09094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
小俣 富美雄 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 副医長 (70233616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 大腸癌 / 大腸ポリープ / 大腸腺腫 / 大腸内視鏡検査 / 便潜血反応 / スクリーニング / サベイランス / 大腸内視鏡 / 大腸腫瘍 |
研究成果の概要 |
初回の大腸内視鏡検査で大腸腺腫と診断された患者が経過観察目的の内視鏡検査をどの程度の間隔で受けるべきかは不明である。本研究では、初回の大腸内視鏡検査で診断された大腸腺腫を低リスク腺腫 (径10mm未満で2個以下)、高リスク腺腫 (3個以上、または少なくとも1つが径10mm以上、または絨毛腺腫、または粘膜内癌[欧米では高異型腺腫])の二つに分類した。初回の大腸内視鏡検査で低リスク腺腫と診断された患者においても10年後に、進行腺腫[径10mm以上の大腸腺腫または粘膜内癌]あるいは大腸癌が発生する確率は10%以上であり、初回に高リスク腺腫と診断された患者と同様に適切な間隔での経過観察が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経過観察目的の大腸内視鏡検査は、異時性の大腸ポリープの診断及び治療を目的に数多く行われている。今回、欧米のガイドラインの結果と一致して、日本人においても、異時性の大腸ポリープの発生リスクに関しては、初回の大腸内視鏡検査の結果(低リスク腺腫あるいは高リスク腺腫)に基づいて層別化が可能であることが示された。本研究の結果を踏まえて、患者のリスクの層別化を行うことにより、より効率よく経過観察目的の大腸内視鏡検査を行うことが可能になる。即ち、限られた医療資源をより有効に活用できる。
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