研究課題/領域番号 |
17K09111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
天野 宏紀 鳥取大学, 医学部, 講師 (80293033)
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研究分担者 |
浦上 克哉 鳥取大学, 医学部, 教授 (30213507)
黒沢 洋一 鳥取大学, 医学部, 教授 (50161790)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症 / 軽度認知障害(MCI) / 高齢者 / 主観的健康感 / 日中の過度の眠気 / 軽度認知障害 |
研究成果の概要 |
日本人地域高齢者を対象とした前向き追跡研究によって、軽度認知障害の超早期の予測因子として主観的健康感及び日中の過度の眠気を用いることの有効性を検討した。軽度認知障害はTDAS検査(タッチパネル式コンピューターを用いた認知機能検査)で判定した。主観的健康感は「現在の健康状態」を4件法で評価した。日中の過度の眠気は日本語版エプワース眠気尺度で測定した。その結果、軽度認知障害を予測する因子として、単に日中の過度の眠気の判定のみではなく、日本語版エプワース眠気尺度の得点増加量の経時変化を用いることが有効である可能性が示唆された。一方、主観的健康感については軽度認知障害との有意な関連を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では日本語版エプワース眠気尺度の得点増加量の経時変化を用いることが有効である可能性が示唆された。しかし、ベースライン調査時における日中の過度の眠気を有する者が少なかったため、日中の過度の眠気が軽度認知障害の予測因子として有効かどうかを十分に検討できなかった。今後は日本語版エプワース眠気尺度の得点増加量の経時変化および中途覚醒をはじめとしてどのような睡眠状況が軽度認知障害へ影響を及ぼすかどうか、必要なサンプルサイズおよび追跡期間をとって検討する予定である。
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