研究課題/領域番号 |
17K09114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉田 大悟 九州大学, 医学研究院, 助教 (10596828)
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研究分担者 |
岸本 裕歩 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (00596827)
二宮 利治 九州大学, 医学研究院, 教授 (30571765)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 健康寿命 / 健康長寿 / 地域高齢者 / 追跡研究 / コホート研究 / 疫学 |
研究成果の概要 |
地域在住高齢者654人を12年間追跡した疫学調査のデータを用いて、ADLが完全に自立した健康寿命達成を予測する最適なモデルを検討した。ADLはBarthel Indexを用いて評価し、100点をADL自立とした。ベースライン調査の健診結果と将来の健康寿命達成の関連についてロジスティック回帰分析を用いて検討した。 解析対象者654人のうち12年後に健康寿命を達成していた者は68.0%であり、男性や前期高齢者で達成頻度が高かった。健康寿命を予測する最適なモデルに選ばれた危険因子は、高年齢、女性、糖尿病あり、認知症あり、うつ傾向あり(GDS得点6点以上)、喫煙あり、運動習慣なしであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、地域高齢者において自立して長生きするためには、糖尿病、うつや認知機能低下の予防、喫煙や運動習慣の是正が有効であることが示唆された。今後も高齢者が増加し続けるわが国において、健康寿命の延伸や健康長寿の達成するために、生活習慣病の治療・予防と健全な生活習慣を維持することが重要である。以上のように、本研究のエビデンスはわが国の高齢者保健施策の発展のために貢献できるものと考える。
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