研究課題/領域番号 |
17K09144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 兵庫医科大学 (2019-2022) 愛知医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
奥田 真珠美 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40531091)
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研究分担者 |
神谷 茂 杏林大学, 保健学部, 教授 (10177587)
間部 克裕 独立行政法人国立病院機構函館病院(臨床研究部), 臨床研究部, 客員研究員 (10596654)
菊地 正悟 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40224901)
加藤 元嗣 独立行政法人国立病院機構函館病院(臨床研究部), 臨床研究部, 院長 (60271673)
大崎 敬子 杏林大学, 医学部, 教授 (90255406)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ピロリ菌感染症 / 中学生検診 / 胃癌予防 / 除菌治療 / 感想調査 / クラリスロマイシン耐性遺伝子 / ピロリ菌検診 / 中学生 / 保護者の感想 / クラリスロマイシン耐性 / ピロリ菌新規感染 / Qprobe PCR法 / ピロリ菌 / 中学生ピロリ菌検診 / 感染時期 / 検診 / 薬剤耐性 / 検診時期 / ヘリコバクター・ピロリ |
研究成果の概要 |
以下の3項目について検討した。(1)中学生で新たにピロリ菌感染が生じるか:986名の中学生で中学1年と3年生の尿中抗体検査を実施し、陽性者では精密検査を行った。新たな感染者はいなかった。(2)中学生ピロリ菌検診を受けた保護者に対する、感想調査(無記名):406名の保護者に調査を依頼し、138名(34%)から回答を得た。94%が検査を受けて良かったと回答し、今後も取り組みを続けてほしい、胃がんのリスクが減ったなどのコメントが多かった。(3)適切な除菌治療を行うため、感染しているピロリ菌がクラリスロマイシン耐性かどうか、便を用いて検査ができるかの検討を行った。感度94%、特異度100%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胃癌予防のための中学生ピロリ菌検診について、実施時期や方法について検討を行った。中学生で新たな感染が生じるか否か すなわち、検診学年をいつにすべきかという検討であるが、新たな感染は認めず、どの学年でも良いという結論に至った。ピロリ菌検診を受けた中学生の保護者に感想調査を行った。94%が受けて良かったと回答し、ピロリ菌検診は受け入れられることが分かった。除菌治療に使用されるクラリスロマイシン耐性菌が多くなっており、除菌失敗の原因になる。通常は内視鏡検査が必要な耐性菌検査を便で簡便に行うことができないかどうかという課題について、新たな検査法が開発され、精度が良く、臨床で使用できると思われた。
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