研究課題/領域番号 |
17K09152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所) |
研究代表者 |
成松 宏人 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 部長 (50524419)
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研究分担者 |
中田 善規 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60287018)
片山 佳代子 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), がん教育ユニット, 招聘研究員 (70584374)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 予防医学 / オペレーションズリサーチ / 生活習慣病 / 予防医療 / 慢性疾患 / 経営工学 / 高血圧 / データ包絡法 / 個別化医療 |
研究成果の概要 |
我々が既に構築したDEAを活用したリスクモデルを実際の特定健診・特定保健指導を行った集団に適応することで特定保健指導介入下におけるリスクモデルの有効性を明らかにした。この結果をもとに、高血圧の発症予防に焦点を当てたDEAを活用した予防医療プログラムを作成し、前向き研究でその効果を確認した。介入の効果が郵送による情報提供と最小限であったため、比較試験ではDEA活用群とコントロール群に優位な発症率の差は認めなかったが、DEAは優位に高血圧発症のリスクを表すことを明らかにした。介入方法を改良することで今後の予防医療への活用が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は個別化予防医療の実現への道のりを大幅に短縮するといえる。上述のようにさらに研究を発展されることで、現在世界各国が国家をあげて取り組んでいる個別化予防医療に革新的な普及・発展をもたらすことが期待できる。 さらに、データ包絡分析法により個人の体質の評価への応用が可能になれば、ゲノム情報を用いる方法よりも極めて安価に疾患罹患リスクや生活改善などの介入の効率性の評価が可能になる。また、一般的に10-20年以上の研究期間が必要なゲノムコホート研究の最終的な成果を必ずしも待つ必要がないという点でも、個別化予防医療の実現を大幅に早めることにつながることが期待される。
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