研究課題/領域番号 |
17K09167
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
|
研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
人見 敏明 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (90405275)
|
研究分担者 |
高田 礼子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (30321897)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 社会医学 / アスベスト / 悪性中皮腫 / 近赤外蛍光分子イメージング / 近赤外光線免疫療法 / CD44 / 悪性中皮腫法 |
研究成果の概要 |
悪性新生物の新たな非侵襲性の早期診断および治療法として、近赤外蛍光分子イメージングおよび近赤外光線免疫療法が注目されている。これまでアスベスト曝露による悪性中皮腫に対する有効な治療法は確立されていない。本研究では、悪性中皮腫細胞株を用いて、癌幹細胞表面マーカーであるCD44特異的モノクローナル抗体と近赤外光蛍光色素(IR700)による複合体を作製し、これに近赤外光線を照射し細胞毒性を評価した。細胞毒性には、近赤外光線照射の波長や照射時間が関係し、量―影響関係が認められた。近赤外光線免疫療法は、アスベスト曝露由来の悪性中皮腫に対して非侵襲性の新たな治療法となる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、悪性中皮腫細胞株を用いて癌幹細胞表面マーカーであるCD44を標的として近赤外蛍光分子イメージングおよび近赤外光線照射による効果をin vitro試験にて検証した学術的意義がある。近赤外蛍光分子イメージングおよび近赤外光線免疫療法は、将来的に非侵襲性の悪性中皮腫の治療法の一つとして確立できる科学的根拠として本研究成果は活用でき、社会的意義のある研究であったと考えている。
|