研究課題/領域番号 |
17K09191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
佐々木 久長 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (70205855)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ひきこもり / 疫学 / 居場所 / ピアスタッフ / 公衆衛生実践学 / 精神保健 / メンタルヘルス / 長期ひきこもり / アクションリサーチ / ふらっと / 支援の連携 / 若者メンタルヘルス / 理解と支援 / 対人関係 / 自殺リスク / 男女差 / ソーシャルサポート / 自殺要素 / 社会復帰 / ピアサポート / 自主性 / 公衆衛生学実践学 / 社会医学 / インターネット依存 / 自殺因子 / 長期化ひきこもり / 精神リハビリテーション / 精神看護学 / リハビリテーション / 地域医療看護 |
研究成果の概要 |
本調査では、地方のひきこもりの有病率は全国平均より約4倍上がることが分かった。また、ひきこもりのメンタルヘルスの特徴として、男女差と年齢差を明らかにした。精神科受診歴の有無はひきこもり者の自殺のリスクに影響するが、対人関係への苦手意識には影響しないことをわかった。また、アクションリサーチを用い、ひきこもり者と一緒に当事者が利用したがる居場所のあり方を検証し、実践的なピアスタッフプログラムを開発した。ピア・スタッフとして、当事者が「働ける」「働けない」、その仕組みについて明らかにした。本調査における研究活動は、実践公衆衛生学研究と連動する中で「理論と実践の往還」という大きな役割を果たしていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究は革新性がある新たなひきこもり支援プログラム「ふらっと」を開発した。また独創性がある実践的新たなピアスタッフプログラムを開発した。
社会的意義;本研究で考案したひきこもりの当事者と地域の人々が参加する居場所、ワンコイン・カフェ「ふらっと」や勉強会など地域に根ざした幅広い精神衛生活動は秋田県のみならず全国的にも高く評価されています。当事者が考慮した場づくりが柔らかい雰囲気がかもし出す、行政や一般の支援団体と比べると利用しやすさがすぐれる点に比較優位性を認められた。また、その有用性として、長期ひきこもりが社会復帰する例が数々。
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