研究課題/領域番号 |
17K09197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
能仲 太郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10725790)
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研究分担者 |
高桑 好一 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (80187939)
山口 雅幸 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (20529771)
本多 啓輔 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任講師 (50769453)
加嶋 克則 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (50345500)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 遺伝子多型 / 妊娠高血圧症候群 / 遺伝子 / 嗜好品 |
研究成果の概要 |
胎盤の形成不全・機能障害に関連して発症する一連の合併症は、Placenta related pregnancy complications :PRPCと呼ばれ、このPRPCの発症には、生体内において毒性物質を解毒する作用を持つ解毒酵素の活性低下が関与している可能性が指摘されている。 本研究においては、PRPCのうち特に妊娠高血圧症候群について、コーヒーなど嗜好品の摂取と解毒酵素遺伝子多型との相互作用について検討した。 結果として、コーヒー摂取例に関連して、妊娠高血圧症候群症例においてGST-μ遺伝子欠失例が多い傾向にあることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでにも妊娠高血圧症候群と遺伝子多型との関連性を解析した報告は存在するが、いずれも遺伝子多型の解析にとどまっており、本研究のように、コーヒーなどの嗜好品摂取と解毒酵素遺伝子多型との相互作用に着目して、発症リスクを解析した報告はほとんどない。 本研究成果により、妊娠高血圧症候群発症の遺伝的高リスク群をあらかじめ抽出し、高リスク群に対しては妊娠中に嗜好品の摂取を控える等の適切な生活指導を行うことで、発症予防が可能になることが期待される。 さらに本疾患の発症を予防することで、発症した場合の母体治療費が抑制され、低出生体重児出生数の減少も期待できる。
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