研究課題/領域番号 |
17K09200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
井階 友貴 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (10554777)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 独居高齢者 / 健康の社会的決定要因 / 高齢者保健 / 独居 |
研究成果の概要 |
独居高齢者に深く関連する健康の社会的決定要因を探索し検証する本研究では、インタビュー調査により質的に独居高齢者に特異的なSDHを仮説創出し、健康の社会的決定要因や健康アウトカムに関する量的なアンケート調査結果とそれに対する質的な重み付けを経て、「社会的支援に頼らない普段通りの生活(ひとりでも大丈夫)」、「地域社会における独居者としての役割の確保(あなたにこそできることがある)」を、独居高齢者に特徴的な健康の社会的決定要因として結論づけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は「独居高齢者に特徴的な健康の社会的決定要因」という未知の事象に量・質混合研究を採用することで本質的に迫った過去に類を見ない研究であり、今後益々重要になる独居高齢者の社会的支援を形成するにあたり十分に考慮されるべき要素が導き出された。今後時代の流れとともに日本の抱える課題は変化するであろうし、独居高齢者の抱える問題も複雑化・困難化する可能性があるが、本研究のような課題に向き合い続ける研究が継続的に実施され、独居高齢者が真に安心して過ごせる社会を実現させることが何よりも重要である。
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