研究課題/領域番号 |
17K09202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 国立感染症研究所 (2018-2022) 広島大学 (2017) |
研究代表者 |
土橋 酉紀 国立感染症研究所, 実地疫学研究センター, 室長 (00760018)
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研究分担者 |
具 芳明 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 情報・教育支援室長 (30622526)
谷原 真一 久留米大学, 医学部, 教授 (40285771)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 抗菌薬 / 薬剤耐性菌 / 適正使用 / 質問紙票調査 / 感染症 / 抗生物質 |
研究成果の概要 |
抗菌薬の適正使用の推進の根拠とするため、住民と医師の知識と理解の実態、抗菌薬の使用実態の把握を目的に、質問紙票調査(2018年広島県内3市)と外来診療での抗菌薬使用実態調査(2017年度国民健康保険診療報酬明細書(うち2市))を行った。 抗菌薬の適正使用には、住民は抗菌薬の正しい知識を持つこと、医師は医師自身の適正な服用を進めること、医師の属性を考慮した研修を実施することが重要と考えられた。WHOが抗菌薬適正使用の指標として推奨しているAWaRe分類ではAccess8%、Watch79%、Reserve1%であった。病名からみた分析では、抗菌薬の不適正使用のレセプト割合は30.0%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広島県内3市での一般住民・医師の抗菌薬に対する知識、関心・態度、及びうち2市での実際の抗菌薬の処方状況を把握することで、多角的に抗菌薬の使用状況に関する課題を明らかにした。また、抗菌薬の適正使用を効果的に推進するための、具体的なターゲット層や、適切な行動変容に繋がる可能性のある要因を提案した。これにより、薬剤耐性菌の課題に対する公衆衛生学アプローチの視点を新たに提供できたと考える。
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