研究課題/領域番号 |
17K09203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2020-2021) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2017-2019) |
研究代表者 |
藤田 幸司 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40463806)
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研究分担者 |
山崎 幸子 文京学院大学, 人間学部, 准教授 (10550840)
藺牟田 洋美 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
藤原 佳典 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50332367)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ネガティブ・ライフイベント / 閉じこもり / 抑うつ / 喪失 / 介護予防 / 高齢者保健 / 外出頻度 / 社会的フレイル / ライフイベント / 喪失体験 / 精神保健 / 自殺対策 / 外出 |
研究成果の概要 |
本研究は、要介護リスクである高齢者の閉じこもり発生の予測因子としてのネガティブ・ライフイベント(以下,NLE)、および抑うつ傾向について検討することを目的とした。コホート調査を実施し多変量解析を行った結果、2年後の閉じこもり発生の予測因子として有意であったのは「抑うつ傾向」のみであり、NLE5項目(①身近な人を亡くした、②自身の大きな病気やけが、③家族の大きな病気やけが、④経済的に厳しい状況になった、⑤自身の役割が無くなった)は、全て有意ではなかった。抑うつ傾向の高齢者は閉じこもりになりやすく、予測因子であることが示唆されたが、高齢期のNLEについてはさらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢期におけるNLEが、メンタルヘルスの悪化や閉じこもりのリスク要因であるという因果関係を明らかにすることにより、NLE発生に対する心理的サポートをはじめとする支援の有効性について検討することが可能である。早期支援によってメンタルヘルスが改善されることにより、高齢者の孤独や社会的孤立、閉じこもりを防ぎ、ひいては介護予防に繋がることが期待される。本研究で調査したNLE5項目(喪失体験)は、2年後の抑うつ、閉じこもりの発生の予測因子であることは明らかに出来なかったものの、さらなる追跡検討が今後の課題である。
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