研究課題/領域番号 |
17K09207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
前野 真由美 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (70342087)
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研究分担者 |
前野 竜太郎 常葉大学, 健康科学部, 准教授 (50347184)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 在住外国人 / 在留外国人 / 終末期ケア / 緩和ケア / エンドオブライフ / 病名告知 / 家族 / 地域 / エンドオブライフケア / 宗教 / 国際保健 |
研究成果の概要 |
在住外国人の終末期ケアのあり方を検討するために、静岡県内外国人無料検診会に受診した20歳以上の外国人を対象に終末期ケアに関する無記名式質問紙調査を行った。 対象は93名。西太平洋、南東アジア、アメリカ地域であった。思い浮かべるケアは祈りであった。自己判断ができなくなった場合の医療決定者は家族を希望していた。家族と話し合ったことがないが64.5%であった。意思を記載した書面作成に賛成は52.7%であった。療養は母国60.2%を希望していた。 家族や医療、介護福祉関係者と共に終末期ケアについて話し合うことが重要である。地域住民と共に、母語日本語併記の「6言語の終末期ケアみせてお話しノート」を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在住外国人数は増え、高齢外国人数は増えている。研究は、在住外国人の終末期ケアの在り方の一つになると考える。外国人が、家族や大切な人、医療関係者らを含む地域住民と、平時より、互いの死生観や終末期に纏わる生活や習慣、文化、宗教、医療について話し合うことは重要である。互いに大切なものを大切にし、話し合いを続けたことは、母語であっても言語的コミュニケーションが難しくなる終末期の互いの身体をもって交わす話し合いや、互いのケアに繋がるかもしれない。その交わし続けたケア、共に生きた過程は、後の、同じように死をもつ、残された家族や大切な人、医療関係者らを含む地域住民のケア、生きるに繋がるかもしれない。
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