研究課題/領域番号 |
17K09227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中尾 倫子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30597216)
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研究分担者 |
大門 雅夫 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80343094)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | shift work / platelete function / Thromboxane B2 / 夜間勤務 / トロンボキサンB2 / 血小板機能 / 血小板凝集能 / 血液型 / 可溶性ICAM-1 / 可溶性VCAM-1 / アラキドン酸代謝産物 |
研究成果の概要 |
日中勤務と夜間勤務を繰り返す交代勤務は、心・脳血管障害発症リスクの増加と関連している。血管内血栓形成に関わる血小板機能の活性化が夜間勤務で影響を受けるか検討した。健常医療従事者11名を対象に、日中勤務翌朝と夜間勤務翌朝の2回のタイミングで、血小板機能を測定した。血小板機能の指標として、血小板凝集能と血清アラキドン酸代謝産物濃度(強い血小板凝集を引き起こすトロンボキサンA2代謝産物であるトロンボキサンB2等)を測定した。夜間勤務後は、ベースラインと比較して、血小板凝集能に有意差はみられなかったが、トロンボキサンB2を始めとするアラキドン酸代謝産物の血清中の有意な増加を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夜間勤務直後に血管内皮機能が低下することは過去に報告されていたが、血小板機能に対する夜間勤務の影響を検討した研究は、我々が知るところでは、本研究が初めてであった。本研究により、夜間勤務によって、血小板感受性が亢進する可能性が示された。本研究は、交代勤務者の勤務体系の適正化に向け、適正な夜間勤務の頻度などのついての知見を得るための基盤の研究となると考える。
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