研究課題/領域番号 |
17K09233
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
白鳥 義宗 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (20313877)
|
研究分担者 |
清水 雅仁 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90402198)
舩田 千秋 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90599515)
山下 暁士 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50750501)
小林 大介 神戸大学, 医学研究科, 特命准教授 (30728176)
大山 慎太郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80768797)
佐藤 菊枝 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30731468)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | クリティカルパス / 電子カルテ |
研究成果の概要 |
再発率が高く、ハイリスク・グループが明確に決まっている肝がんを例に取り、肝炎・肝がんの地域連携クリティカルパスの効果的な利用によって中間アウトカムや最終アウトカムを改善するかどうかについて検討を行った。地域連携クリティカルパス利用群(パス群)、専門医による院内経過観察群(院内群)、地域連携クリティカルパス非利用紹介群(紹介群)の3群を比較した。腹部超音波検査の回数において、パス群、院内群では大きな差異は認めないが、紹介群においては著しい低値を示していた。腫瘍の最大径は3群間で違いが認められ、初診からの生存率は紹介群が有意に低下していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域連携クリティカルパスの効果的な利用によって中間アウトカムや最終アウトカムを改善するかどうかを検討した。地域連携クリティカルパスにより、専門医でなくても専門医と同等のアウトカムを導き出せれば、地域医療の均てん化に貢献できると考えているが、今回の結果は肝がん患者において初診からの生存率が専門医でなくても専門医と同等となることがわかった。クリティカルパス法によって医療の質の向上・医療の効率化・医療の標準化を実現し、がんに代表されるような治療困難な疾患に対する地域での取り組みにおいて最適な予防・治療の方策を提示し得る結果と思われた。
|