研究課題/領域番号 |
17K09234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
耒海 美穂 (荒木美穂) 京都大学, 医学研究科, 研究員 (20761563)
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研究分担者 |
福間 真悟 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (60706703)
山本 洋介 京都大学, 医学研究科, 教授 (30583190)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 急性腎障害(AKI) / 健診データ / 急性腎障害 / 健診受診 / レセプトデータ / AKI / 予測モデル / 標準化 / 診療情報データ / 統合化 / 診療情報プラットフォーム / 多施設臨床研究データベース / 術後急性腎障害 / 予後予測モデル / 診療の質 |
研究実績の概要 |
交付申請時には、電子診療情報を自動抽出する診療情報プラットフォーム((p-Retrevier)を改変し多施設のデータを匿名化・突合して中央に集約するシステムを構築し術後AKIの予測モデルを作成することを目的としていた。しかし、京都大学医学部付属病院以外の施設へのシステム構築が困難であり単施設研究で正確な検討を行うことは困難であると判断した。
そのため、アクセス可能なデータベース(2014年から2020年の土木健康保険組合の健診データ)を用いて、エビデンスが不十分である一般住民における院外発症の急性腎障害(CA-AKI)の発生とリスク要因の関連、特に新規および継続処方薬の影響について検討を実施した。対象者は就労年齢の国民健康保険加入者である。継続処方薬の影響を検討するために、Cox比例ハザードモデルを用い、CA-AKIの発生と研究開始時点の継続処方薬の使用有無の関連を縦断的に検討した。また、新規処方薬の影響を検討するために、ケースクロスオーバーデザインを用い、CA-AKIの発生直前3ヶ月間(ケース期間)と発生6ヶ月前および12ヶ月前時点から遡って3ヶ月間(コントロール期間)の処方状況を比較した。本研究から、一般住民において、継続処方および新規処方のいずれもCA-AKIの発生に影響していることが明らかとなった。
現在、解析を終了し結果をまとめ論文作成を完了した。今後、投稿予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、論文を慣性し投稿中であり、結果の公表に向け、順調に進めているため。
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今後の研究の推進方策 |
得られた結果の論文公表まで作業を進める。さらに、交付申請時に検討していた術後AKI発症の予測モデルの開発に関し、現状では新たに他施設臨床研究データベースシステムを構築することは困難であるため、他のデータベースを用いて研究を進められないか、検討を続ける。
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