研究課題/領域番号 |
17K09239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (50223582)
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研究分担者 |
村永 文学 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (00325812)
熊本 一朗 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40225230)
岩穴口 孝 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (80619198)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 看護情報 / 介護情報 / 地域包括ケアシステム / 高齢者 / 生活機能評価 / クラウド / 標準看護計画 / 看護・介護連携 / 健康寿命 / ネットワーク |
研究成果の概要 |
我々は、看護・介護情報の連携を前提とした構造化の技法として、それぞれの領域におけるケアセットを作成し、観察と測定、ケア介入に関するテンプレートを開発した。これにより、「どのようなケアを提供するか」ではなく、「何のためにこのケアを実施するのか」というデータが蓄積される。さらに、ICF(国際生活機能分類)に着目し、急性期医療機関から在宅まで一貫した指標を用いて、その個人の生活機能の可視化を図ることの意義について検討を行った。看護や介護のICT化が進む中、生活者としての個人の健康情報の収集・分析が適宜行え、適切なケアの提供に繋がれば、高齢化進展が著しい我が国において、国民生活の質向上に貢献できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステムを推進する上で、看護・介護情報の連携の重要性は認識されながら、具体的な成果が上げられていない。医療機関から介護現場に提供される継続看護サマリの情報が、介護領域では役に立っていないとしばしば指摘されてきた。本研究においては、高齢者の地域における「今」の暮らしを豊かにするための目線で、必要な健康情報をはじめとする介護情報と看護情報について収集し、体系化を図るという点に新規性がある。また、広域の地域医療圏における情報連携を実現し、クラウドの活用及び標準準拠によりシステム利用の低廉化、データ活用の容易化を目指す取組という点が独創的である。
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