研究課題/領域番号 |
17K09244
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 昭和大学 (2018-2020) 北海道薬科大学 (2017) |
研究代表者 |
岸本 桂子 昭和大学, 薬学部, 教授 (50458866)
|
研究分担者 |
櫻井 秀彦 北海道科学大学, 薬学部, 教授 (70326560)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 薬剤師への情報伝達 / 薬局における情報収集 / 患者の情報伝達積極性 / 薬剤師と患者の対話 / 薬物療法に必要な情報 / 患者の積極性 / 患者が感じる有益性 / 薬局薬剤師 / 患者 / 情報伝達 / 薬物療法の安全性 |
研究成果の概要 |
薬局薬剤師への伝達情報15項目(7段階)は因子分析により第1因子:初回質問票9項目、第2因子:詳細情報6項目が抽出された。初回質問票項目は多くの患者が積極的に情報提供する傾向があり、「薬局薬剤師への患者の情報伝達積極性評価尺度」は6項目(ω=0.928)または簡易版5項目(ω=0.920)となった。 患者の情報伝達積極性の向上の方策として薬剤師の薬物療法への寄与を紹介するアニメーション映像4種類(相互作用、検査値確認、副作用モニタリング、一元管理)を作成した。映像4種類ともに視聴前後で情報伝達積極性評価尺度の値は有意に増加を示した(p<0.001、効果量r0.59~0.66)。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者の薬局薬剤師への伝達情報は、初回質問票9項目に比べ詳細情報6項目の伝達はまだ十分ではない現状が明らかとなった。患者に薬剤師の薬物療法への寄与を周知することが、患者の情報伝達積極性の意思の向上に関連することが明らかとなった。 当該方策を実社会において展開させていくことにより、薬局において得られる患者情報が増加し、薬物療法の安全性及び効率化に繋がることが期待させる。
|