研究課題/領域番号 |
17K09255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 千葉県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
鍋谷 圭宏 千葉県がんセンター(研究所), 食道・胃腸外科, 部長 (40322028)
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研究分担者 |
山田 みつぎ 千葉県がんセンター(研究所), 看護局, 看護師長 (80623389)
石渡 麻衣子 千葉県がんセンター(研究所), 看護局, 主任看護師 (50728219)
夏井 あすか 千葉県がんセンター(研究所), 看護局, 技師 (30831010)
辻村 秀樹 千葉県がんセンター(研究所), 外来化学療法科, 部長 (70399450)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 化学(放射線)療法 / 双方向性通信システム / 情報通信技術 / 食と栄養 / 化学療法 |
研究成果の概要 |
通院がん化学療法患者の状態を迅速に把握し、患者と医療従事者を「繋ぐ」システムとして、患者自身のスマートフォン端末にダウンロードできる汎用性の高い双方向性通信アプリ(Chiba CCアプリ)を開発した。 Chiba CCアプリにより、在宅がん患者が迅速に自身の情報を医療機関に届け、医療者側からは適切な副作用対処法・食事の工夫など必要な情報を患者の端末に届ける双方向性通信が可能になった。また、得られたデータの可視化や集計・解析も容易に行える。今後は、がん化学療法患者だけでなく全ての通院患者の在宅支援に役立つツールとして、機能充実したChiba CCアプリと適切な指導によるトータルケアが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国でも増加した通院がん化学療法施行患者は、食事摂取困難を始め副作用や不安の問題を抱えていることが多い。しかし、地理的・社会的・経済的要因などで、がん専門病院への頻回の通院は難しく、医療従事者も業務負担増で患者とのコミュニケーション機会が減少している。そのため、通院加療中の適切な指導と情報提供や患者の不安解消への取り組みが医療現場の切実な問題であり、その解決法として情報通信技術の活用がある。 今回開発したChiba CCアプリは、一般的に普及したスマートフォンで誰でも使える汎用性の高い相互通信システムで、将来的には全ての通院患者の身体的・精神的問題の解決に役立つ在宅支援ツールになり得る。
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