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長期成人虐待の法医病理学的診断法の確立ー帯状回に着目した慢性ストレス暴露の証明ー

研究課題

研究課題/領域番号 17K09266
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関長崎大学

研究代表者

山下 裕美  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (50706174)

研究分担者 池松 和哉  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
梅原 敬弘  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (60617421)
村瀬 壮彦  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (40823315)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード長期ストレス / 虐待 / 前帯状回 / ストレス特異的反応遺伝子 / 長期的ストレス / 法医解剖 / 高齢者虐待 / ドメスティック・バイオレンス / ストレス / 帯状回 / 遺伝子解析 / 法医病理学
研究成果の概要

近年、高齢者虐待や中高年層の自殺者の増加、ドメスティック・バイオレンス等の「長期ストレス」が新たな社会問題となっており、法医解剖でも遭遇する。この「長期ストレス」に曝露されたか否かの診断の指標として、児童虐待のような子どもでは、「胸腺の萎縮」が用いられる。しかし、成人は加齢変化により胸腺が脂肪織化するため用いることができず診断に苦慮している。そこで、これまでの研究で「長期ストレス」への関与が疑われた帯状回に着目し遺伝子解析を行った。ストレス特異的反応遺伝子のキー遺伝子を同定するために、現在、解析の途中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

児童虐待と並んで高齢者虐待や中高年層の自殺者の増加、ドメスティック・バイオレンスは重大な社会問題であり、最悪の場合、死に至る。これらは「長期ストレス」に曝露されていた可能性が高く、診断の指標として子どもの場合、「胸腺の萎縮」を汎用しているが、大人は胸腺の加齢変化により使用できず診断に苦慮している。そこで、これまでの研究でストレスや侵害刺激への関与が証明された前帯状回の遺伝子解析を行い、いくつかの候補が見つかった。今後はさらに「ストレス特異的反応遺伝子」の同定へ向けて検討を行い、法医分子病理学的診断法の確立を目指していく。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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