研究課題/領域番号 |
17K09272
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
井戸田 望 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20722870)
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研究分担者 |
池谷 博 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30292874)
新谷 香 (石田香) 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50345047)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 心臓突然死 / ラマン分光法 / 死後診断 / 心筋梗塞 / 薬剤起因性不整脈 |
研究成果の概要 |
ラットの心筋梗塞モデルを用い、ラマン分光法で、死後にも心筋梗塞の診断が可能かどうか検討した。本研究では、ラットを4群に分けた。すなわち、冠状動脈を結紮する群としない群を作成し、死後0時間又は死後24時間で心臓を採取した。死後24時間のピーク比較及び二次微分比較では、一部のピークスペクトルで有意差を認め、死後診断に使用できる可能性が示唆された。今後、虚血時間や死後経過時間を変化させ、診断に耐えうる条件を明らかにすることにより、法医実務へ応用の可能性について評価できると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の死因統計の第2位は心疾患であるが、解剖による心臓突然死の死後診断は極めて困難である。診断方法の確立は、法医学にとっての悲願である。既に生体や対外診断としてその手法や結果が確立されつつあるラマン分光法を、心臓突然死を始めとしたさまざまな死後診断に用いることができれば、今まで明らかにできなかった死因を解明することが可能となり、社会的意義は大きい。
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