• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

心臓の加齢性変化と高齢者の入浴中の急死の関係性について

研究課題

研究課題/領域番号 17K09277
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関北里大学

研究代表者

佐藤 文子  北里大学, 医学部, 教授 (70328128)

研究分担者 入江 渉  北里大学, 医学部, 講師 (80597352)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワード入浴 / 突然死 / 法医解剖 / 心臓 / 加齢性変化 / 入浴中の急死 / 免疫組織化学 / 剖検 / 心房細胞 / 溺水 / 加齢
研究成果の概要

老化に伴い、交感神経の細胞の減少により、交感神経分布の不均一が発生し、心房細動発生につながる可能性がある。入浴中の急死例とコントロール症例について、肺静脈のアドレナリン作動性線維及び非アドレナリン作動性線維の数について、免疫組織学的に検討した。アドレナリン作動性線維数がコントロール例と比較して、統計学的有意差は認めず、入浴中の急死と心房細動の発生に関しては、関連性は低いと考えられた。入浴中の急死例剖検例の心臓には、加齢性変化であるリポフスチンの沈着、血管周囲の線維化、心筋の核の大小不同などが高頻度に発現しており、心臓の機能低下が入浴中の急死に関与している可能性があると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、入浴中の急死の剖検例の心臓の病理所見を検討すると、心肥大、心臓の加齢性変化であるリポフスチンの沈着、Basophilic degeneration、血管周囲の線維化、心筋の核の大小不同が高頻度に発現していた。コントロール例として、20歳代~90歳代までの心臓疾患の有さない剖検例対象例として比較した。両者を比較すると、心臓の加齢性変化は同程度の発現頻度であり、特に入浴中の急死例に心臓の加齢性の変化が発現しているとは言えないと考えられた。加齢と共に、心臓には加齢性変化が高頻度に発現しており、これらの変化による心臓の機能低下が入浴中の急死に関与している可能性があると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 入浴中の急死と心臓の加齢性の変化と加齢との関連について2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤 文子
    • 学会等名
      第84回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 肺静脈と左心房周囲の自律神経の配列の免疫組織化学的検討ー入浴中の急死例と対照症例との比較-2018

    • 著者名/発表者名
      佐藤文子
    • 学会等名
      第87回日本法医学会学術関東地方集会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 入浴中の急死と予防対策について2018

    • 著者名/発表者名
      佐藤文子
    • 学会等名
      第44回北里医学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi