研究課題/領域番号 |
17K09278
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
斉藤 剛 東海大学, 医学部, 准教授 (30266465)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 全血 / 血清 / 急性薬物中毒 / フェノチアジン / 珪藻土カラム / 薬物濃度 / 珪藻土 / 抽出溶媒 / LC-MSMS / 血清中濃度 / 全血中濃度 / 濃度比 / 法中毒 |
研究成果の概要 |
急性薬物中毒症例を対象として血清と全血中の薬物濃度の比率を求めた結果、化合物や濃度によって3つのパターンに分類された。また血清や全血中のフェノチアジンを珪藻土カラムで抽出する際は、使用するカラムに適した抽出溶媒が存在することを明らかにした。特に全血に於いて適さない組み合わせで抽出を行うと目的化合物が高濃度でも抽出過程で化合物が酸化されて全く検出されなくなること証明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
法医解剖に於いて急性薬物中毒の診断は血中薬物濃度によって評価されるが得られる試料は全血である。このため全血と血清の薬物濃度が比較できるデータは法医実務に応用可能である。また、死亡症例の多いフェノチアジン化合物の抽出過程によって化合物が酸化されるデータは実務上極めて重要でこれまで報告がみあたらない。これらのデータは、正しく診断が行われるために極めて有意義であり社会性も高い。
|