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高齢者糖尿病における高血糖の是正が骨格筋に及ぼす影響に関する多面的検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K09298
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関大阪大学

研究代表者

杉本 研  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20437403)

研究分担者 樂木 宏実  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20252679)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードサルコペニア / 高血糖 / 糖尿病モデル動物 / SGLT2阻害薬 / 糖尿病
研究成果の概要

フレイルが高齢糖尿病患者で多いことから、高血糖の改善がフレイルを改善するという仮説をもと臨床研究と基礎研究を行った。身体的フレイルを呈する高齢糖尿病患者を対象に食後高血糖の改善による骨格筋への影響をランダム化比較試験により検討したところ、筋力とバランス機能が改善する可能性が示された。糖尿病モデルラットを用いてSGLT2阻害薬を用いた血糖改善が骨格筋に与える影響を検討したところ、高血糖により生じた骨格筋量の減少が血糖降下治療により抑制された。高血糖により骨格筋にAGE蓄積が生じることにより筋タンパク質分解が誘導され筋量低下が生じるが、血糖降下治療によりそれが抑制されることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

治療中の高齢糖尿病患者における高血糖の残存はフレイル・サルコペニアを進展させるため、高齢者においても高血糖への配慮が必要であることが、本研究結果によって明確化することができる。また臨床的検討において、食後高血糖の改善により骨格筋への好影響がみられたことから、高齢糖尿病患者が良好な健康寿命を維持するためには、低血糖の回避も含めてHbA1cのみに頼る血糖管理は意義が小さいことを支持するエビデンスとして期待される。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (3件)

  • [学会発表] SGLT2阻害剤によるサルコペニア予防効果:糖尿病モデルラットを用いた検討2020

    • 著者名/発表者名
      栗波仁美、杉本 研
    • 学会等名
      第62回日本老年医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [備考] 大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学 ホームページ 臨床研究のご案内

    • URL

      http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/geriat/www/jmeder.html

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [備考] 大阪大学医学系研究科老年・総合内科学 研究・診療グループ紹介

    • URL

      http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/geriat/www/jgrpa.html

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [備考] 大阪大学 老年・総合内科学

    • URL

      http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/geriat/www/index.html

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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