研究課題/領域番号 |
17K09304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安野 広三 九州大学, 大学病院, 助教 (30747994)
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研究分担者 |
松下 智子 九州大学, キャンパスライフ・健康支援センター, 准教授 (40618071)
細井 昌子 九州大学, 大学病院, 講師 (80380400)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / 認知行動療法 / 効果予測因子 / 失感情症 / 愛着スタイル / 幼少期の体験 / 線維筋痛症 / 被養育体験 / 破局化 / 信頼感 / 医療への信頼感 / 医療不信 / 予測因子 / 安定型 / 恐れ型 / マインドフルネス / 心理社会的要因 / 幼少期 |
研究成果の概要 |
慢性疼痛に対するマインドフルネスに基づく認知行動療法の効果予測因子を検討したところ、痛みの強さ、生活機能障害、抑うつ症状のより大きな改善は、介入前のより低い失感情傾向と関連していた。 慢性疼痛群における線維筋痛症群の頻度と愛着スタイルとの関係を検討したところ、線維筋痛症の割合は、安定型の愛着スタイルに比し、恐れ型の愛着スタイルにおいて有意な上昇を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで幼少期の養育環境によりその形成が影響を受けるとされている愛着スタイルや失感情症などの要因が、慢性疼痛に対する認知行動療法の効果を予測する因子として重要であることが示唆された。今回の課題の研究において得られた上記の様な知見を学会や論文などで公表し、広く発信することで、慢性疼痛に対するより有効な心理社会的介入の開発に寄与できる可能性がある。
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