研究課題/領域番号 |
17K09306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
野崎 剛弘 九州大学, 大学病院, 特任講師 (60301339)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | マインドフルネス / マインドフルネス・イーティング / 認知行動療法 / リバウンド / RCT / むちゃ食い / 情動的摂食 / 肥満 / マインドフル・イーティング / 肥満症 / 腸内細菌 / 味覚 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、肥満者に対して、マインドフルネス(MF)用いた減量治療を行い、リバウンド防止効果を、認知行動療法(CBT)との無作為化比較試験にて検証することである。適格基準を満たした43名が治療を開始し、40名(MF群18名、CBT群22名)が8か月間の治療(毎週計34回)を完遂した。平均減量率は、MF群で13.9%、CBT群で16.5%であり、両群間に有意な差はなかった。食行動の変化は、両群とも抑制的摂食が有意に増加し、情動的摂食と外発的摂食は有意に低下した。マインドフルネス特性の変化は、両群とも有意に高まった。今後症例数を増やし、治療終了2年後まで追跡してリバウンド防止効果を検証する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マインドフルネスを集団で実施し、減量および体重維持効果が明らかになれば、コストパフォーマンスの点で個人療法に対する優位性から、医療政策に対する新たな提言を可能にする。同時に、肥満関連疾患の予防および医療経済学的にも大きな貢献を果たすと考える。しかも海外においてマインドフルネスの長期におよぶ減量維持治療についての無作為化比較試験は我々が知り得る限り報告はなされておらず、今回の研究は、本邦のみならず世界の肥満治療を進歩させる上でも、非常に意義深いものであると考えられる。
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