研究課題/領域番号 |
17K09310
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大山 陽子 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20583470)
|
研究分担者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
山口 宗一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)
橋口 照人 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70250917)
堂前 直 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, ユニットリーダー (00321787)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | HMGB1 / 腎炎 / 漢方薬 / 炎症制御 / 五苓散 |
研究成果の概要 |
核蛋白HMGB1は細胞外ではサイトカイン能をもち、3つのシステイン残基の酸化、還元により細胞遊走能や炎症性サイトカイン産生能など働きを変換することも分かってきた。漢方薬のHMGB1酸化還元調節による腎炎への影響を調べるにあたり、酸化還元状態の検出法として質量分析法による検出の確立を目指した。部分酸化型HMGB1を元に還元・酸化型HMGB1の調製を行った。事前にシステイン残基に修飾をする工夫を行った結果、質量分析法での3型の検出が可能となった。生体試料からの抽出も考え、免疫沈降法でも検討を行ったところ、濃度依存性も含め検出が可能であり、直接法、免疫沈降法双方の3型HMGB1の検出法が確立できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HMGB1は自身の酸化、還元状態が変化することにより、それぞれ異なったサイトカインの働きを持つことが分かっている。HMGB1の酸化還元の調節による炎症制御機構を明らかにすることは、HMGB1の関与が明らかとなっている腎炎の新たな治療法の提唱となる。
|