研究課題/領域番号 |
17K09315
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
山内 基雄 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (30405378)
|
研究分担者 |
木村 弘 日本医科大学, 大学院医学研究科, 教授 (20195374)
杉江 和馬 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60347549)
藤田 幸男 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (60571023)
吉川 雅則 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (80271203)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 睡眠呼吸障害 / 多系統萎縮症 / 予後 / 突然死 |
研究成果の概要 |
多系統萎縮症(MSA)は高頻度に治療介入の必要な睡眠呼吸障害が存在することを確認することができた。MSAのなかでも小脳症状が優位なMSAでは、チェーンストークス呼吸を含む中枢性無呼吸および不規則呼吸・失調性呼吸を呈することが多く、それに対応した適切な陽圧換気療法機器を用いた呼吸管理が必要であると思われた。またMSAの進行に伴って睡眠呼吸障害の症型が変化することも確認できた。今回の研究では直接死因に繋がる要因を特定することはできなかったが、さらなる症例蓄積および継続的な経過観察が必要であると考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多系統萎縮症(MSA)は決して稀ではない脳神経内科疾患であり、高頻度に睡眠中の呼吸異常を呈することが示された。MSAは進行性疾患であるが故に、適切に睡眠中の呼吸異常を評価するだけでなく、病状経過に応じて変化する睡眠中の呼吸異常の変化にも対応しながら、夜間の呼吸に対する治療介入が重要であることを本研究で示すことができた。
|