研究課題/領域番号 |
17K09326
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
櫻井 博文 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (60235223)
|
研究分担者 |
羽生 春夫 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (10228520)
清水 聰一郎 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (10385031)
平尾 健太郎 東京医科大学, 医学部, 講師 (40516639)
馬原 孝彦 東京医科大学, 医学部, 客員教授 (70266477)
金高 秀和 東京医科大学, 医学部, 准教授 (90385021)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 介護者教育 / 介護負担感 / 介護うつ / 認知症 / BPSD / 認知症介護者 |
研究成果の概要 |
認知症の理解を深め、対応の仕方を学び、介護保険サービス案内などの介護者教育を1回90分2か月連続で行った。介護者教室に参加した介護者47名と参加しない介護者36名に対して開始時、3ヵ月後と1年後に、介護者の抑うつ、介護負担感を評価した。 介護者教育は受講後3ヵ月後において介護者の抑うつと介護負担感の改善に効果があったが、1年後は開始時に並ぶ抑うつと介護負担感が認められた。また介護者教育を受けていない介護者は3か月後、1年後に抑うつと介護負担感が増加した。以上より、定期的な介護者教育を行うことが望まれる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症患者を介護する家族介護者は経済的負担・肉体的負担・精神的負担を強いられる。そのため認知症患者に対する支援は本人に対する治療に留まらず、本人を介護する家族に対しても行うべきであり、近年では家族介護者を支援する様々な取組が行われ始めている。家族支援の代表的な一つが認知症患者家族を対象とした介護者教室である。認知症患者の家族介護者に対する教育が介護者の心理的負担の軽減に繋がることが様々な研究から示唆されている。 本研究では介護者教育が、介護者の介護負担感・介護うつに及ぼす効果を検討し、その効果が長期的に持続するかどうかを検討した。
|