研究課題/領域番号 |
17K09334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
静 貴生 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤医師 (40795267)
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研究分担者 |
樋口 和秀 大阪医科薬科大学, 医学部, 名誉教授 (20218697)
富永 和作 大阪医科薬科大学, 医学部, 特別任命教員教授 (80336768)
後藤 昌弘 大阪医科薬科大学, 医学部, 特別職務担当教員(教授) (80351419)
紀 貴之 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (80465608)
山口 敏史 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (50806841)
宮本 敬大 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (20817572)
島本 福太郎 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (70879444)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Oncology / Kanpo / 漢方薬・悪液質 / 漢方薬 / 悪液質 / IL-6 / 補中益気湯 / 牛車腎気丸 / 桂枝茯苓丸 / 進行癌 |
研究成果の概要 |
本研究では、がん患者に対する漢方薬併用と、腫瘍増殖抑制の付加的作用、化学療法継続期間の延長、悪液質の抑制など、治療からQOLの側面に到るまでを、IL-6の血中動態とともに評価し、漢方薬の有用性を解き明かしエビデンス構築するため実施した。主にBSCとなった患者への補中益気湯投与は投与なし群と比較してIL-6上昇が軽減される傾向が示された。しかしながら、少数例での検討であり今後も症例を蓄積し更なる解析が必要と考えられる。IL-6調節作用を有する漢方薬(補中益気湯)は、病状改善の候補薬として期待される候補の一つである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん悪液質に対する解明は未だ不十分である。とりわけ、実臨床においては進行がん患者において悪液質は最終的にほとんどの患者がその状態に陥り、その対応については未だ十分なものはない。本研究において漢方薬における支持療法によってがん悪液質患者がその恩恵を得られるかがFocustなった。本研究は無作為比較試験であったものの、十分な症例数が組み入れできず解析結果もそれを十分担保できるものではないが、治療候補の一旦として一定の結果をしました。今後、これらの結果をBaseに更なる研究推進を目指し学術的意義や社会的意義を有するものとする礎としていく。
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