研究課題/領域番号 |
17K09339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
金内 雅夫 畿央大学, 健康科学部, 研究員 (40191986)
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研究分担者 |
柴田 満 畿央大学, 健康科学部, 助教 (80460939)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 日本食 / フレイル / 高齢者 / 健康食 / 地中海食 / 腸内細菌叢 / 食事炎症性 / 健康長寿 / 食習慣 |
研究成果の概要 |
フレイルは健康長寿の重要な阻害因子の一つとされている。日本食は健康食であり、抗炎症効果が期待できる。フレイルの予防効果に対する日本食型食習慣の有用性を調査した。地域在住の高齢者を対象として、生活習慣調査、身体計測、身体機能、歩行速度、食事調査、認知機能、低栄養状態の評価を行った。体重減少、筋力低下、歩行速度の減退、主観的活力低下、活動量減少によりフレイルを判定した。食品摂取量と主要栄養素の分析から食事摂取パターンを抽出した。われわれは12項目の日本食スコアを新規に構築した。食事由来の炎症惹起物は加齢炎症を促進させと考えられる。17種類の食品から構成されるエンピリカル食事炎症スコアを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フレイルは高齢者の虚弱状態であり、健康長寿の重要な阻害因子の一つとされている。その進展には加齢に伴う慢性炎症が深く関与している。日本食は健康食として抗炎症効果が期待できる。フレイル進展予防に対する日本食型食習慣の有用性を明らかにすることは意義深い。しかし、日本食型食習慣パターンの適切な評価指標は確立されていなかった。本研究では新規の日本食スコアを構築して適合度を評価した。さらに食事由来の炎症惹起性は加齢炎症を促進させフレイルの要素である。エンピリカル食事炎症性スコアについても新たに構築した。本研究の成果は、従来にない新しい視点から、食事療法・食事指導の画期的な方法論となり得る。
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