研究課題/領域番号 |
17K09343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山本 桂子 北海道大学, 大学病院, 助教 (60791952)
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研究分担者 |
大西 俊介 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (10443475)
畑中 豊 北海道大学, 大学病院, 特任准教授 (30589924)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 食道胃接合部腺癌 / 蛍光イメージング / DPP-IV / 食道腺癌 / 蛍光プローブ |
研究成果の概要 |
近年の内視鏡診断学および治療法の進歩にともない、消化管癌が早期に発見され、内視鏡的に切除できるようになってきた。しかしBarrett食道腺癌を含む食道胃接合部腺癌は、画像強調内視鏡による観察を用いても、しばしばその正確な診断が難しいことがある。最近、がんの表面に発現するDPP-IVと特異的に反応して蛍光を発する、Glutamylprolyl hydroxymethyl rhodamine green (EP-HMRG)という蛍光物質が、開発された。この研究では、内視鏡的に切除された早期食道胃接合部腺癌にEP-HMRGを散布すると数分で蛍光を発することを証明し、早期発見に寄与する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、将来的に増加が懸念される食道腺癌・接合部腺癌の内視鏡的切除の適応となる症例に対して、その診断能の向上に大きく貢献すると期待される。現在、この領域の癌の早期診断は非常に困難で発見が遅れたり、先進的な立場をとる施設においてもその正確な範囲診断が難しく、内視鏡治療で過不足のない切除範囲で治癒に持ち込めない例も少なくない。本研究により、EP-HMRGによる蛍光イメージングが、食道胃接合部腺癌のより早期かつ正確な検出に、新たな検査法として寄与する可能性を示すことができた。
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