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十二指腸濾胞性リンパ腫における腫瘍形成機構の解明と腫瘍起源の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K09349
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関三重大学

研究代表者

宮崎 香奈  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60571627)

研究分担者 山口 素子  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50359767)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード悪性リンパ腫 / 十二指腸濾胞性リンパ腫 / 遺伝子変異 / 癌 / ゲノム / 遺伝子 / リンパ腫
研究成果の概要

十二指腸濾胞性リンパ腫 (DTFL)は消化管に限局し予後良好である。DTFL検体を用いて、節性FLで報告された臨床所見と遺伝子変異の有無を組み合わせた予後予測モデルm7-FLIPIの検討及び網羅的遺伝子変異解析を行った。94%の症例でm7-FLIPIは低リスクであった。KMT2D変異は50%、KMT2C変異が44%であった。MYC、TP53、MYD88変異はすべての症例で認めなかった。NOTCH2変異例は十二指腸下行脚のみに病変を有する例、BIR3C変異をII期以上の例に認めた。m7-FLIPIはDTFLにおいても有用であり、遺伝子変異においてMALTリンパ腫との類似性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国では消化管内視鏡検査ツールが普及しており十二指腸濾胞性リンパ腫(DTFL)患者は増加傾向にある。一方欧米において臨床検体を得るには容易ではなく、DTFLの研究がほとんど進められてこなかった。今回、DTFL患者の実際の臨床検体を用いて遺伝子変異解析を行った。節性濾胞性リンパ腫で既報の遺伝子変異予後予測モデルにおいて予後良好であった一方、MALTリンパ腫との類似性が明らかになった。DTFLの分子生物学的特徴が明らかになれば、FLの進行・形質転換への抑止への手がかりとなりえる可能性があり、学術的意義や社会的意義は大きいものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-12-25  

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