研究課題/領域番号 |
17K09350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
松浦 文三 愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (80284420)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | モチリン受容体 / グレリン受容体 / 受容体活性化機構 / 受容体脱感作機構 / トランスジェニックマウス / 脳-消化管連関 / 脳消化管連関 / 受容体相互連関 / ユビキチン |
研究成果の概要 |
モチリンおよびエリスロマイシンはモチリン受容体に結合し,グレリンはgrowth hormone secretagogue (GHS)受容体に結合し,消化管運動機能調節に重要な役割を果たす。モチリン受容体発現CHO細胞を用い,モチリン刺激とエリスロマイシン刺激による脱感作の差に,PKA,GRK,PKC,b-arrestin,ubiquitinは関与しないことを明らかにした。またヒトモチリン受容体トランスジェニック(TG)マウスでのモチリン受容体アゴニスト刺激では平滑筋直接作用と迷走神経を介する作用の両方が存在すること,モチリン系とグレリン系は相補的な作用であること,を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モチリン受容体アゴニストが,種々の疾患や薬物による消化管運動機能障害を改善することから,現在モチリン受容体アゴニストとして臨床使用が可能なエリスロマイシン治療の有用性が確立された。またモチリン受容体TGマウスは,消化管運動機能改善物質のスクリーニングに有用なシステムであることが明らかとなった。
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