研究課題/領域番号 |
17K09370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
大塚 和朗 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (00338443)
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研究分担者 |
土屋 輝一郎 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (40376786)
渡辺 守 東京医科歯科大学, 高等研究院, 特別栄誉教授 (10175127)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | クローン病 / 小腸オルガノイド / 再燃予測 / 病態解明 / 炎症応答評価 / 分子マーカー |
研究成果の概要 |
炎症性腸疾患であるクローン病は小腸・大腸に難治性の潰瘍病変を有し、出血・狭窄・瘻孔などが生じるためQOLが著しく低下する。そのため、いかに再燃を減少させ健康な小腸を維持できるかがクローン病の予後・QOLの向上に重要なポイントとなる。そこで本研究では、臨床検査及び基礎研究で腸管評価を世界的に先導して開発してきた申請者らが前向き研究にてクローン病の再燃予測因子を探索し、新規再燃分子マーカーを同定することにより臨床検査と複合させた新しい再燃予測スコアを提唱することを目的とする。クローン病患者の病変部と非病変部からオルガノイドを樹立し、マイクロアレイ解析にて病変部特異的発現遺伝子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クローン病の再燃メカニズムに着目し、持続刺激における過剰応答からの細胞形質転換を主にヒトの検体、細胞、遺伝子を用いヒトを主眼において進めてきた独創性の高い研究である点に加え、得られた成果により最終的にはクローン病患者での個別医療として「再燃危険度」を評価することで再燃予測を可能にし、「再燃標的オーダーメイド治療」の開発を行うという新たな理論基盤を創出する可能性が期待される。
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