• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

分子標的治療におけるバイオマーカーとしてのインスリン様増殖因子活性化機構

研究課題

研究課題/領域番号 17K09380
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

瀬戸山 健  京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (80760595)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード大腸がん肝転移 / 分子標的薬 / 増殖因子 / バイオマーカー / 大腸癌肝転移 / 分子標的治療
研究成果の概要

癌転移巣増大に伴う血中bioactive IGFの経時的上昇を確認し、bioactive IGFを遊離させるMMP-7発現量による治療効果の差異が示せれば、IGF中和療法における治療効果ならびに対象選択バイオマーカーが示せると考えられた。だが、免疫不全、野生型の両モデルともに、転移巣局所でヒトMMP-7は不活性型のpro-formしか確認できず、活性化が確認されなかった。ヒトとマウスの分子構造の差異は小さいが、マウス微小環境下ではヒトMMP-7は活性化できないとの結論に至った。IGFの活性化は厳密に制御され、またIGFを活性化させるMMP-7の活性化も厳密に制御されていることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国では大腸癌は罹患者数、死亡者数ともに多く、遠隔転移、特に肝転移症例は、根治困難である。大腸癌肝転移において、IGF機構の活性化が重要なことは明らかで、MMP-7が主要なIGF機構活性化分子であることも報告されている。故に、MMP-7はIGF中和療法の対象選択のためのバイオマーカーとなり得るが、今回の我々の検討により、MMP-7の生体内での活性化もIGF活性化機構と同様に厳密に制御されていることが判明した。今後、大腸癌肝転移を促進するIGF活性化メカニズムの解明の一助となり、IGF中和療法の科学的な根拠ならびに、治療対象選択と治療効果判定のバイオマーカー探索研究に大きく貢献する。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Importance of matrix metalloproteinase-72019

    • 著者名/発表者名
      Miyamoto S, Nikaido M, Setoyama T
    • 雑誌名

      Impact

      巻: November 2019 ページ: 27-28

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi