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肝癌幹細胞のエキソソーム分泌を介した微小環境調節の新規機序の解明と治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K09401
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関東北医科薬科大学 (2019-2021)
東北大学 (2017-2018)

研究代表者

小暮 高之  東北医科薬科大学, 医学部, 准教授 (70400330)

研究分担者 高橋 賢治  旭川医科大学, 大学病院, 助教 (00736332)
嘉数 英二  東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (20509377)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード肝細胞癌 / 癌幹細胞 / エキソソーム
研究成果の概要

癌幹細胞とその微小環境は化学療法耐性の主因と想定され、有望な治療標的である。本研究は、肝癌幹細胞の分泌するエキソソームを介した微小環境の調節機構を解析し、介在する機能性RNAを同定してこのRNA分子の阻害剤の抗腫瘍効果を明らかにすることを目的として遂行した。3次元構造を有する低接着培養ディッシュと幹細胞用培地を用いて複数のヒト肝癌細胞株を培養することにより、肝癌幹細胞(スフェロイド状の細胞集塊)を長期に維持することが可能であった。培養上清を用いて、肝癌幹細胞の分泌するエキソソームを回収し、内包するRNAの抽出およびその解析が可能であることが明らかとなった

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来法は発現する表面抗原を利用してセルソーターで肝癌組織や肝癌細胞株から肝癌幹細胞を分離して解析に用いていたが、腫瘍微小環境における肝癌幹細胞の研究には一定の期間にその性質を維持した幹細胞を生存させて維持する必要があるため、解析が困難であった。3次元構造を有する低接着培養ディッシュと幹細胞用培地を用いた培養は肝癌幹細胞を長期かつ大量に維持できるため、エキソソームおよび内包するRNAの解析が可能である。ドライバー変異が低頻度である肝細胞癌の抗がん剤治療においては遺伝子異常を標的とした治療開発が困難であるため、腫瘍微小環境の解明は抗がん剤に耐性を示す肝細胞癌治療の改善への足掛かりとなり得る。

報告書

(6件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] MicroRNA-491-5p is involved in the resistance to lenvatinib induced under hypoxia in hepatocellular carcinoma2021

    • 著者名/発表者名
      Mari Satoh, Takayuki Kogure, Masanori Takahashi, Kouji Okada, Kennichi Satoh
    • 学会等名
      The Liver Meeting 2021
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-01-30  

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