研究課題/領域番号 |
17K09403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
上野 紀子 順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (90546631)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脂質 / 質量分析 / HBV / 質量分析計 / B型肝炎 / 肝疾患 |
研究成果の概要 |
HBV感染のメカニズムを知るために、キメラマウス由来ヒト化肝細胞を用いたHBV感染細胞の脂質画分の質量分析を試みてきた。非感染細胞では脂肪酸の分泌が増加するが、HBVに感染することにより抑制されることがわかった。次にHBV感染細胞由来の脂質についてノンターゲット分析を行い、HBV感染により変動する新奇脂質の探索を主成分分析により行った。その結果HBV感染により変動するユニークな4ピークを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではHBV感染により変動する脂質を見つけることで、HBV感染メカニズムや治療につながるものと考える。HBV感染により変動する分泌される脂質の変動やノンターゲット分析を適応することでユニークな脂質4ピークを検出した。 また本研究の過程で派生した、脂質分析における質量分析計のイオンモビリティ値の法則の発見など研究シーズを見出したこと、ジアシルグリセロール測定系の構築など、派生的な研究にも寄与した。これらの結果は、これからのHBV感染のメカニズムの発見や脂質のMSにおける新しい分析技術に貢献することが期待される。
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