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7,8-ジヒドロキシフラボンのNASHにおける病態改善メカニズムの解明と治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K09409
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

川合 弘一  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80419291)

研究分担者 寺井 崇二  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00332809)
上村 顕也  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (00579146)
山際 訓  新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (10419327)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードNASH / アルコール / MC4R-KOマウス / ERストレス / 7,8-ジヒドロキシフラボン / 7,8-DHF / アルコール性肝障害 / 7.8-DHF / 非アルコール性脂肪肝炎 / MC4Rノックアウトマウス / BDNF / TrkB
研究成果の概要

当初、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)モデルであるメラノコルチン4受容体ノックアウト(MC4R-KO)マウスを用いて7,8-ジヒドロキシフラボンの治療効果を検討したが有効性が認められなかったため、計画を変更し、MC4R-KOマウスに高脂肪食とエタノールを負荷したアルコール群を作成し、NASHにおけるアルコール摂取の影響につき検討した。アルコール摂取により肝/精巣周囲脂肪重量比と肝組織内脂肪量が有意に増加し、ERストレスマーカー、炎症反応、脂質代謝関連遺伝子のmRNA発現量の増加も認めた。NASHにおけるアルコール摂取は肝内脂肪量を増加させ、ERストレス、炎症反応を増強させることが判明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々はまず、MC4R-KOマウスがヒトNASHの全身病態に酷似していることを確認した。本研究は現代社会人のライフスタイルを念頭に置き、モデルマウスを用いて肥満を背景に発症するNASHに少量アルコールを摂取した際の病態変化を解析し、体重変化がなくとも体内脂肪分布が変化し、肝脂肪量が増加することを明らかにした。ヒトNASHにおいてもアルコール摂取が同様の影響を与えている可能性があり、本研究結果はライフスタイル是正による病態改善が期待できる根拠となりうる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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