研究課題/領域番号 |
17K09410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
田尻 和人 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (30512165)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | HBV感染症 / HBs抗原 / L蛋白 / B型肝炎表面抗原 / B型肝炎ウイルス / 抗原検出法 / HBs抗原 / モノクローナル抗体 |
研究成果の概要 |
Small-HBsAgの細胞外領域を認識するモノクローナル抗体、middle-HBsAgの 糖鎖修飾部を特異的に認識するモノクローナル抗体、large-HBsAgを認識するモノクローナル抗体を用いて、様々な病態、HBsAg発現量のHBV感染患者において検討を行ったところlarge-HBsAgに認識されるHBsAgがHBV-DNA,HBsAgの発現量が低下しても存在していることが示された。これはlarge-HBsAgがHBVの感染において重要な役割を果たしていることとも関連が示唆されHBsAgの質的解析がHBV感染症の病態を検討する上で重要な意味を果たしていることを示唆していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HBV感染症においてはHBV-DNAの制御が可能となったが、HBVにより引き起こされる病態は持続するため、真のHBV感染症のコントロールにはHBsAgの低下が重要とされてきた。しかし、HBsAgの現在の測定系はポリクローナル抗体を用いたおおまかな量の測定しかできていない。我々のモノクローナル抗体を用いたHBsAgの測定はHBsAgの質的解析を行うことができ、HBV感染症の病態をより反映したHBsAg測定系となりうる。
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