研究課題/領域番号 |
17K09418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
本多 隆 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (10378052)
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研究分担者 |
後藤 秀実 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10215501)
廣岡 芳樹 藤田医科大学, 医学部, 教授 (50324413)
石上 雅敏 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90378042)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 肝癌 / 腸内細菌 / 非B非C型 / NASH / 非B非C / 肝臓学 |
研究成果の概要 |
マウス肝癌発症モデルにおいてネットワーク解析により腸内細菌は相互に関係し、腫瘍形成や線維化と関連する複数の細菌が存在することを同定した。 ヒトにおいて肝癌患者では非肝癌患者と比較しActiomyces属などが増加していた。非B非C型肝癌症例では非肝癌症例と比較してVeillonella属などが増加しており、口腔内常在菌など特定な腸内細菌が肝発癌例と非癌例の違いに関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝癌の原因はHCV、HBVウイルスなどによるものが大多数であったが、ウイルスのコントロールが可能となってきたことから、それ以外の非B非C型肝癌が最近増加している。 肝発癌促進因子として腸内細菌による肝臓への影響が考えられてきている。 本研究においてマウスモデルにおける腸内細菌と肝遺伝子発現に関するネットワーク解析により腸内細菌は相互に関係し、腫瘍形成や線維化と関連する複数の細菌が存在することを同定した。またヒト肝疾患からの解析では口腔内常在菌などの腸内細菌叢の違いが肝発癌症例と非肝癌症例との違いに関与している可能性が示唆された。
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