研究課題/領域番号 |
17K09420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 神戸大学 (2019) 京都大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
上田 佳秀 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (90378662)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | C型肝炎 / 肝移植 / direct acting antiviral / 耐性変異 / インターフェロンフリー治療 |
研究成果の概要 |
肝移植後C型肝炎に対するソホスブビル+レジパスビル12週間、ならびにグレカプレビル+ピブレンタスビル8週間または12週間が、安全かつ効果的であることを、当院ならびに全国多施設共同研究にて明らかにした。さらに、肝移植症例ならびに非肝移植症例において、C型肝炎ウイルス遺伝子配列の多様性の変化を第三世代シーケンサーを用いて解析した。HCVのNS3, NS5A領域の既知の薬剤耐性変異が段階的に獲得され、多剤耐性ウイルスが出現することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C型肝炎ウイルス(HCV)による肝硬変・肝癌症例に対して肝移植が行われた場合には、ほぼ全例で移植後にC型肝炎が再発すること、再発後の進行が速いこと、抗HCV治療の効果が低く副作用が多いことから、肝移植後の長期生存率が低いことが明らかになっていた。本研究では、新しい抗HCV治療が肝移植後C型肝炎に対しても効果的で安全であることを明らかにした。さらに、治療不成功の原因となる薬剤耐性ウイルス出現の機序を、新しい遺伝子解析技術を用いて明らかにした。今後、肝移植後の生存率の向上が期待できる。
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