研究課題/領域番号 |
17K09431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
三馬 聡 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (30437892)
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研究分担者 |
山本 一男 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (70255123)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / ワールブルグ効果 / Largen遺伝子 / Largen |
研究成果の概要 |
肝細胞癌は依然として治療困難な疾患であり、新たな治療法の開発が求められている。今回我々は、細胞サイズ調節遺伝子(Largen)に注目し、新規治療の開発を目指して研究を行った。 最初に細胞サイズが大きくする遺伝子を持つマウスを作成し、これらで肝細胞癌が抑制されるか解析したところ、肝細胞癌の進展は明らかに抑制された。さらに組織中の代謝物質の解析により、これらの抑制が、細胞サイズ変化に伴う癌細胞代謝の劇的な変化により誘導されることが明らかとなった。同様の結果は、細胞を用いた研究でも得られている。今後、細胞サイズ調節遺伝子(Largen)をターゲットとして新たながん代謝阻害薬の開発が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:細胞のサイズは細胞にとって非常に適切に調整されており、これらは癌細胞においても同様である。癌細胞を少し大きくすることにより、癌細胞代謝、癌周囲環境は劇的に変化し、癌細胞は生存することができなくなる。本研究ではこれらのことを明らかにした。 社会的意義:癌代謝は新たな創薬のターゲットになると考えられる。さらに研究を継続し、将来的には癌代謝を標的とする新たな治療法を開発する必要がある。
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