研究課題/領域番号 |
17K09433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
阿久津 典之 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50531191)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 薬剤耐性 / 癌 |
研究成果の概要 |
肝細胞癌のソラフェニブ治療耐性は、HIF-1αがPD-L1発現を亢進させることが一因と仮定した。コバルト添加や、低酸素チャンバーで肝癌細胞株を培養し対象群と比較。HIF1αが発現亢進するがPD-L1はRT-PCRおよびウエスタンブロット法いずれでも発現亢進しなかった。HIF-1αを強制的に発現させPD-L1の変化を検討したがタンパク発現は変化しなかった。肝細胞癌株にIFNγを添加し培養するとPD-L1の発現亢進を認め、コバルト添加でさらに発現が亢進することが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IFNγを添加することでPD-L1の発現が亢進され、さらに低酸素状態でPD-L1発現が増強する結果から、低酸素が何らかの間接的な影響でIFNγを産生し、肝細胞癌株に対してPD-L1の発現を亢進し、腫瘍免疫回避に働いている可能性が考えられた。今後、間接的な作用についてさらなる研究を進めていきたいと考えている。
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