研究課題/領域番号 |
17K09445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
古賀 浩徳 久留米大学, 医学部, 教授 (90268855)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | T-cell factor-4 / Wnt / Claudin-2 / Hes1 / TCF-4 / 肝細胞癌 / CLAUDIN-2 / HES1 / Sphere / Wntシグナル |
研究成果の概要 |
Wnt-Notchシグナルcrosstalkを解析した.SxxSSモチーフ欠失型TCF-4 isoform Jによって,CLAUDIN-2 (CLDN2)の発現亢進が見られた.SxxSSモチーフを有するK型mutantsを過剰発現させた肝癌細胞株を作成し,接着およびsphere条件下でのCLDN2およびHES1の発現レベルを検討した結果,TCF-4Jのsphereでほぼ特異的に見られたCLDN2・HES1の発現増強は,TCF-4K-mutant 273Aで再現された.従って,HES1発現制御はTCF-4のSxxSSモチーフ欠損あるいはSer273リン酸化によって制御されている可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,独自のTCF-4 isoformを用いWnt-Notch crosstalkの解明にアプローチする点が最大の特色であった.Cancer sphereに濃縮されるCLAUDIN-2はleaky tight junctionを形成し,かつNotchシグナル活性化を促進しHES1発現を増強することで癌幹細胞のstemness維持に寄与していると考えている.意義としては,Wnt/TCF-4下流分子CLAUDIN-2からのNotchシグナルリレーが明らかになり,CSCに対する新規治療標的を探索できる可能性を増やすことができる点だと考えている.
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